MR. BRAIN2話に関して少し追記

【以下、否定的ですので賛美してる人が読む場合自己責任で】


なんだか文章を読み返したら随分と書き方がキツい事に気付いた。
まぁ、MR.BRAIN1話目と同じく確かに面白くは無いんだが、1話目と同じ程度にであって2話目だけが格段に面白く無いわけじゃあ無い。ご注意を。
ご参考:【一話目感想】


ちょっと考えてみるとあの構造って「劇場版パトレイバーTHE MOVIE」を少し意識してたんだろうなぁ、って思ってしまった。
自殺した天才プログラマー帆場英一。
死んだ男と、死後行われるその犯罪。
捕まえようにも犯罪者は既に亡く、悪意だけがこの世界に残って破壊を尽くす。
そうじゃなきゃあGACKTを死刑にしとく意味があんまりない。
GACKTが生きてるまま、収監されてるにも拘らず犯罪を犯す、って言う方が色々展開がある。
..でもそうなると1話目の「事件当時は警察にいた」ってのと変わらないな。。
毎回同じ事やってんのかこのドラマ。


キムタクがクラリスみたいに「カニバル・レクター」GACKTに会いにいって直接対決する。。
そういう方が全然面白そう。

重い金属の扉が開くと、無機質な白いリノリウムの廊下が続き、
その先にガラス張りの部屋が見える。
コツコツと床を鳴らして近づいていくキムタク。
監視カメラ、看守。
白いクッションに覆われた自殺防止の柔らかい壁。
その真ん中に置かれたベッドに座る美麗な犯罪者GACKT
看守の手により、白い拘束具を着せられたまま独房に置かれたパイプ椅子に座らされる。
両足には鎖が繋がれ、その先は床に付いた鉄輪を潜ってその動きを縛り付ける。
キムタクはガラスの前に置かれた椅子に座って正面から対峙する。
口輪を外されたGACKTは、自由になった口から白い息を吐き出す。
はあぁぁ。。。
人肉を食ったその口が黒々と、女の肌を引き裂いた歯は牙のように鋭く。
キムタクの前。
鎖をちゃらりと鳴らして接見用のガラスにくっつきそうなほど顔を近づける。
陶器を思わせる白い肌は人に見えず、少し青白い。
ガラスのように何の感情も伺えないその双眸は正面からキムタクの姿を凝っと見据え。
吐息でガラスは白く曇り、長い舌が口の中で不気味にとぐろを巻いてうねる。
人をたぶらかし知恵の実を食べさせた蛇を思わせるその顔、その目、その口。
そして勿体ぶった口調で全知全能の神のごとく、人の悪意を知る悪魔のごとく次の犯行を予告してみせる。
少し微笑みを浮かべながら、
「どうだね、 九十九クン。小羊の悲鳴はやんだかね?」

そー言うシーンが観たかったな。
勿論BGM無しで。
「コルクのついたヒールの夢はまだ見るのかね?」
とかか。くだらないな、それは。。
やっぱり直接でなきゃあゲストだって意味がない。
どーせパクるなら徹底的にやってくれ。
毎度だが音楽もホントうるさいし。
鳴り止んでる時間が殆どない。
あれが気にならないのなら一体何を観て何を聞いてるんだろう?
あんなに音楽の使い方が下手なドラマもなかなか見ないが。


あと「キムタクの演技がよかった」とか書いてあるんだが。。
キムタクはキムタク。
何を観てもキムタク。始めっから最後まで。
演技って何?
役者が役を「演じる」っていうのは「別の人格を演じる」って事なんであって、
「キムタクがキャラクターを演じる」てのは違う。
キムタクがを天才を演じても「天才脳学者キムタク」にしか見えない。