ルパン三世「ルパンVS複製人間」/1978日本


ルパン三世ルパンVS複製人間
テレビ放映版は編集が雑いのだが片手間に観てみた(画像はBLU-RAY版ですが)。
良いシーンがバツバツ編集されて無くなってたりするし。
がっつり観るには今ひとつ。


つか、生まれてから死ぬまでに何度観るの?って思った。
多分、既に十回は観てる。
カリ城」もそれ以上に観てるけど、「バビロンの黄金伝説」は一回くらい。
それ以降の劇場版は全部一回くらいじゃなかろうか。テレビスペシャルも然り。
中身も比例してると思う。
何度観ても鑑賞にたえるものと、一度で充分のものと。


一番昔の記憶は、もう覚えてないくらい幼い頃。
燃えながら不二子に向けて歩いてくるマモーの姿がトラウマだった事を思い出した。
炎が青いんですよね。
んでその中で眼だけがくっきり浮かび上がってる。

今さら見返したら最後は脳だけが真空の宇宙を漂って、あのまま脳はフリーズドライ状態になったのか、意識を保ったままあの宇宙を漂う事になったら狂うなぁ、とか思ったりして。。
あの「無」に放り出される感覚もトラウマ。
シュール、って意味がよく解ってない幼い脳にあの世界観はちょっと怖い。


製作費5億円もかけたビッグバジェットであのシュールな内容をやれた当時の空気がスゴいっていうか、ルパンって言うキャラクターがメジャーだから通用するけど中身だけならかなりのカルト映画。
なにせさんざ謎が解き明かされない超能力、神だのDNAたらコピー人間、漂う脳みそをやって、最後はミサイル攻撃をバックに三波春夫の「ルパン音頭」
おれ〜は、ル〜パンだぁぞ〜♪
ミサイルの爆音に三波春夫のコブシ。
殆どシリアスに展開した「大人の」ルパンの最後が三波春夫ってセンスは秀逸過ぎ。
エンディングに尽きます。