Anyone Can Dance:)


最近、気に入ってるこのテンパートラップ「LOVE LOST」のPV。
少年らがドロだらけになりながら歌って走ってる画だけでもかなりCOOLなのに、さら輪をかけてちょい下手ダンスも披露。
この「ちょい下手」ってところがポイントで、必ずしもダンスがうまけりゃあ魅力的かと言えばそんな事無い。
多分、何事も「上手さ」だけじゃなく「味わい」ってニュアンスが重要なんじゃないだろうか。



ちょい下手ダンスのキーワードで一番最初に思い浮かぶのはやっぱりこの超名作「Praise You」
監督は真ん中で踊ってるスパイク・ジョンズ。
素人ダンス同好会とアーケードで踊るゲリラ撮影も素晴らしいインディー映像。
ゲリラ撮影のドタドタ感と安っぽい映像、ちょっとコミカルなファットボーイのサウンドが合致した好例。



ジェイミーTの「Salvador」子供が踊って歌ってる。
しかも路で大熱唱www



某CMで丸パクリしてる「Weapon Of Choice」
C・ウォーケンをキャスティングした時点でこのPVは名作入り確定してたんじゃないかって言う。
元々が舞台俳優でダンスの基礎がキッチリあるので下手かどうかはさておき。



ダンスで有名になったと言っても過言ではないOK GO。
これはPVじゃなくてMTVのステージで生ランニングマシーン・ダンスを披露した時のモノ。
こういう計算づく/手作りで作るPVの系譜が最新作の「ピタゴラ装置PV」に繋がったんだと思う。



こっちのOK GOのダンスはランニングマシーンよりも古いやつ(の筈。。己の記憶によれば)。
サマソニで来日した時、ステージでダンス期待してたのに普通に演奏して肩すかしって言うw
つか、これってキュートンの元ネタなんじゃね?って思った。
意外と当たってる気がする。



お下劣でお馴染みエレクトリックシックス「DANCE COMMANDER」
一人でメチャクチャ踊りまくってるw
この人の場合、何でもありと言うか。。。



下手っつーか、スクラッチが始まるまでのフリーズが可愛いのでw
懐かしのビースティ「Three MCs And One DJ」
こうやって今さらみても、凡百のヒップホップアーティストじゃ太刀打ち出来ないクオリティがある。



本人らが出て来なきゃ良いのに、いきものがかりの「じょいふる」
スローモーションの使い方とか、まぁいかにも今っぽい構成例。
だから日本のPVはさぁ、、、って言いたくなるんですけど(PV監督の方?)
全部が悪いって訳じゃないけど、ほとんどの作品が作品の価値<ファンサービスでしかないって言う。。。



1992年の映画シンプルメンのダンスシーン。
一見SONIC YOUTHの「KOOL THING」PVに見えなくもない。
上手いって訳じゃないんだけど、観ちゃうし、記憶に残る。



一時期有名になった「踊る結婚式」
これも感覚的には類似例でしょう。



T-モバイルのゲリラダンスパフォーマンス。
350人が踊る様子は圧巻だけど、最近流行みたいでちょっと食傷気味かも。
デュラララ!!!の影響かダラーズを連想した。



独りで踊るのは恥ずかしくても顔が見えなきゃ恥ずかしくない。
以上、下手でも一生懸命踊る姿は人を惹き付ける、って言う事でまとめ。