アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない


シーケンサーの件を書いてて思い出した「全自動マリオシーケンサー



Lunatic Udongein - Mario sequencer version

マリオSEによる自動シーケンサー
「全自動マリオ?」って人はまずこちらを。


こうやって既存の「マリオ」というキャラとゲームのシステムを使って全く別のモノを作り上げる、ってのもサンプリングだろう。一時期流行った「ピタゴラスイッチ」みたいなモンすね。
受動的なマリオと企みに満ちた仕掛け。


で、ちなみにそんな「マリオ」というキャラを使い、JAVAで作られた「Infinite Mario Bros」やミート・ザ・フィーブルスを思わせる「Super Mario: Rampage(ちょっとショボイが)」なんてのもある。
余談ですが。


そしてニコ動で話題になった「リトル・ビッグ・プラネット」での自作ステージ。
こちらがグラディウス

ミシェル・ゴンドリーみたいになってる。


で、面白いのがこの動画。

後半のの種明かしも凄いが、ここまで作り上げる労力が凄過ぎ。
デジタルなんだか、アナログなんだか。


サンプリングを音楽史で見ればイビザ島から持ち帰ったLSDをバラまきDJがレコードを回した時に生まれたレイヴから始まったのかも知れない。
もしくはマルコム・マクラーレンがリチャードヘルのスタイルを英国に持ち帰った時かも知れない。
現代漫画史で言えば手塚治虫がディズニーアニメを紙の上に落とし込んだ時かも知れない。


「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」とは、ジェームス・W・ヤング氏のお言葉らしいが、ニヒリズムすらトリヴィアルな現代と言う「平坦な戦場」の果てを舞台にギークジャーゴンを楽しみ、オリジナルをコピー&ペーストして、サンプリングし、そんな中から新たなモノを生み出してる。


で、ちびまる子ちゃん木村カエラが演じるように、シンプソンズを完コピしてみせたり、

する訳ですね。
ん?ちょっと違うか。
ま、この動画を埋め込みたかったから無理矢理関連づけただけですが。


で、この文章ですらウェブに撒かれたネタを集め、サンプリングしてる。