5 11 LIVE AT FINSBURY PARK (2002)/NEW ORDER 2005

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2002年フィンズブリーパークで行われたNEW ORDERのLIVE映像を収録したDVD。
ステージのスピーカーには『BYE BYE DEE DEE』の文字。
..ラモーンズのディー・ディー・ラモーン追悼のメッセージ入り。


アルバム『GET READY』発売当時のライブで、冒頭CRYSTALのイントロから開始。
白黒映像があって雨のライブ会場。
野外フェスらしく観客は雨合羽着て、泥の中を這いずってる。


いつも思うんだけど、テレビとか雑誌とかで「ちょい悪オヤジ」とか言ってうだつの上がらん親父連中をだまくらかしてキメキメのカッコさせて喜んでる勘違いファッションメディア連中がいるけども、ほんとに「ちょい悪」で格好良いのってBEASTIEとかNEW ORDERのフッキーとかバーニーみたいのがそうで、ルックス云々ではなく、別に腹がぷっくり出てても魂が若いっていうか、体の中から湧き出て来る「オーラ力」に依るんじゃないのかと思う。
「若見え奥様」だの「友達母娘」だの観てて痛々しい。


フッキーもバーニーもジーンズに黒のTシャツ一枚。
勿論当時はまだ仲が良い。
当たり前だが。
いつものSGをぷっくりしたお腹の前に構えて、そんなに上手く無いギタープレイを披露。
セットリストも新旧混ざって、レア曲の「BRUTAL」*1
「CRYSTAL」から「BLUE MONDAY」まで。
勿論演奏がとびっきり上手い訳でもなく、たまにリズムを外したりするし、弾けまくってる訳でもないんだけどバーニーのシャウトが調子っ外れだったり、それでも「NEW ORDERが〜を演奏してる」ってだけで許せる。
というかNEWORDERファンはそう言う「演奏テクニック」を初めっから求めてない。


「TEMPTATION」ではバーニーがメンバーに向けて「これは俺の曲だからみんな帰っていいよ」って言った途端、袖に(笑いながら)全員引っ込もうとするんだけども、少し不安になったんだか「居たかったら居ても良いよ」って少し訂正。
で、オケに合わせて弾くギターソロは..やっぱりおぼつかない。
JOY DIVISON時代の「DIGITAL」の時には映画「24HOUR PARTY PEOPLE」で自分の役を演じたジョン・シムを呼び寄せて一緒に唱わせたり。


NEW ORDERのLIVEDVDは何枚か持ってますけども、色々とあって25年も持ちこたえて。
その末のLIVEだから意気の合い方とか、曲のアレンジも今風にしてあるし、一番見やすいかも知れない。
2500円とリーズナブルだし、新曲からジョイディヴィ時代の曲も多くバランスよく入ってる。
ライブの雰囲気もいいし、NEW ORDER観た事無いってんなら入門にこれが良いかも知れない。
お勧めな一枚。

01.クリスタル
02.トランスミッション
03.リグレット
04.セレモニー
05.60マイルズ・アン・アワー
06.アトモスフィア
07.ブルータル
08.クロース・レンジ
09.シーズ・ロスト・コントロール
10.ビザール・ラヴ・トライアングル
11.トゥルー・フェイス
12.テンプテイション
13.ラヴ・ウィル・ティア・アス・アパート
14.デジタル
15.ブルー・マンデイ
16.ユア・サイレント・フェイス

*1:映画「ザ・ビーチ」のサントラ曲。「RETRO」DISC1に収録