FNSの日26時間テレビ2009 超笑顔パレード〜爆笑!お台場合宿!!


http://wwwz.fujitv.co.jp/26h/index.html
FNSの日26時間テレビ2009 超笑顔パレード〜爆笑!お台場合宿!!」について。


結局、今年はさんま&紳助(&たけし)の深夜枠がピークでそこを観損ねてれば評価は一気に下がるだろうし、そこしか観てなければ今年は面白かったなんて感想になったのかも知れない。
カラス田カァの出オチみたいなインパクトと下らなさはさすが。


個人的には歌とか涙は興味ない。
フジの26時間テレビには、笑いさえあればそれで良いと思う。
涙なんて日テレがやってる。
でも紳助だから涙は必須か。


CXの色んなクイズ番組にヘキサゴンメンバーが挑戦する、って趣向だった訳だけど、大先輩の島田紳助が司会&生放送のせいかそれぞれのコーナーで確実に壊れてる人がいて、例えばネプリーグ枠ではゴルゴ松本が問題間違えまくってプレッシャーに潰され、ネプリーグではタカと有田が同じ事になり、ヘキサゴンの早抜けでは若林が壊れてた。
深夜のカマ騒ぎでは岡村が前枠の「さんま&紳助(&たけし)」夢のトークを観てかなり緊張していたらしくガチガチで、フジワラ藤本は木下との共演でおかしな具合に壊れ「ディープキスしてやる」発言直後にとっとと折れる始末。
VS嵐では良い感じに疲れた紳助がフォーリングパイプを完全スルー。。


恒例のカマ騒ぎを観てれば解る事なんだが、さんまの時よりも紳助の方が回し方が巧い分、若手も話せていたし数年前の矢部のツッコミが強いとさんまの説教が始まって出演者全員がガチガチになってしまうような大失敗は起こらず。紳助っぽく前に出るところは出るし、出ないところは出ない。
疲れもあるんだろうけど、若手と絡ませると自分が出過ぎない分、巧く見える。藤本と木下に関しても軽くフォローしてもいたし。。周りが見えてるなぁ。。
さんまは、独裁主義で自分が一番だからああはいかない。。
全員が話せていなくても(あの人数)当たり前で、あの中で話せる話せないは「実力」に過ぎない。
例えば今田ならどれだけ人数がいてもあの中でスルリと入り込んで来るし、笑いの流れを保ったままキッチリ自分の笑いだけ取って後ろに下がってガヤに回る巧さがあるし、小島よしおなんかだと自分の方に回って来ても話の流れを中途半端な空気のまま終わらせてしまったりする。


さんま+紳助の怪物対決はホント中居が必要無かったし、企画も必要無くて、あの二人が喋ってるだけで充分だった。逆に無理に企画を消化させなきゃいけないって分、フリートークより企画に入った途端笑いの密度が下がってしまった。
さすがお笑い怪獣×2。
中継のたけしのクオリティも今回は高かった。
たけしだと紳助が引いて、さんまにフューチャリングされるので中継って形が丁度良い効果になってた。
あの場に生でたけしが来てしまうとさんま+紳助、さんま+たけしって三角関係で巧く回らなくなる。
別に相性が悪い訳じゃないんだが紳助+たけしって二人で笑いを巧く回せるイメージが無い。
どっちも人数が増えると引くタイプだからかも知れないけど。


元々26時間だの27時間だのって言う無駄に長いフジの特番の歴史を観れば、日テレの24時間の「笑いの無いチャリティーが目的の真面目な特番」に対抗してバラエティのフジが「24時間笑いを」って目的で作られたって歴史がある(筈。。個人的記憶だけど)。
だからこそビッグ3ゴルフなんて言う名物企画や、車庫入れでさんまの新車をたけしがガチでぶつけまくったりする名物企画が生まれた。
ところがいつごろからか司会がジャニタレになったり、最後に涙を誘うような趣向が盛り込まれたり、本来の「バラエティのフジがやる24時間テレビ」っていう存在理由が揺らぐ企画もやるようになってただの「ダラダラと長いだけの中途半端なバラエティ」に成り下がってしまった部分は大いにあると思う。
笑いも無くチャリティもなけりゃあ24時間も放送する意義って何だ?って事だろう。


ひょうきんベストテンで気になったんだけど、どうして西川のりおとフラワーダンシングチームとか、ツッタカ坊やとか、ピヨコ隊が出なかったのかなぁ、と期待していたんだけど。
フラワーダンシングチームだけだとやっぱり地味だし。
花畑の中で回ってるのりおが「バカぁ」って言うのが観たかったのに。。


後は新人アナだけか。。
まぁ深夜枠のトークが面白かったんで今年の26時間は存在理由があったと思う。
最近じゃあ、こんな番組でもなきゃあ観られないツー(スリー?)ショットだし。


ちなみに張りついて観てた訳じゃないので。当たり前だけど。
買い物にも出たし、ランニングもして来たし。
アリケンは来週に期待。
メンバーは、かなりの潜在的クオリティなので。