Lad Musician 09A/W [Black Painting]
恵比寿ガーデンホールで行われたラッドミュージシャンの秋冬コレクションのランウェイショーを見てきました。
仕事終わりで恵比寿に向かったのでショー開演ギリギリで到着。
シーズンテーマに沿って周囲のカーテンも黒く、ランウェイに沿って設えられたひな壇も黒い。そこにズラリと男女観客が並んで座ってる。
急に焚かれたスモークで会場内が満たされ白く視界が奪われる。
暴力温泉芸者みたいな爆音ノイズが流れ出してショー開始。
白いスモークがたゆたう中、黒が中心のモノトーンのカラーパレット。
前半はジャケットスタイル。
中盤がコート、後半がライダースやニット。
レイヤード、多くのアイテムに見られた裾の形がシャツみたいに前後が長いディテールだったり(形が燕尾ではなく)、サファリジャケットみたいに後ろにベルトが付けられていたり。
一見シンプルなんだけれども、部分部分に目をやると工夫があるって感じ。
ブーツはおなじみのロングノーズなんだけども靴底がラバーソールでロックな雰囲気。
ショーだけなのかスタッズ打ちのグローブにスワロフスキーのバッグも面白かったし、ダブル/シングルのライダースもコックサッカー〜期*1以前を思わせるタイトシルエット*2。
全体としてミニマルでストイックな印象を受けたコレクションでした。
*1:2007A/W COCKSUCKERBLUES ローリングストーンズの同名ツアードキュメンタリー映画からインスパイアされたコレクション
*2:08S/S〜のシルエットはドロップショルダー、ボックスシルエットだった