オバQ


この短編は昔っから好きで。
このニヒリズム一杯のセルフカヴァー/パロディって言うか、オバQっていう「永遠のモラトリアムの住人」を現実世界に引っ張りだしてパラダイムシフトを描いてみせるアンチ魂。
人は成長するし、何もかも変わる。いつまでも子供ではいられない。
こういう冷淡な目も持って、自身の描くフィクション世界を観れるからこそエンターテイメントとしてクオリティが高いし、時折ガス抜きに「ミノタウロスの皿」や「カンビュセスの籤」「流血鬼」なんて反対のベクトルの話描いたんでしょう。
そういえば、こういう嗜好の違う短編はパラダイムシフト/齟齬テーマが多いってのも興味深いかも。
ドラえもんとかのモラトリアムベースのパラダイムを描いてると逆の物が描きたくなるって事か。。


http://www.shogakukan.co.jp/fzenshu/
で、AじゃなくF全集発売開始。
昨日、本屋でも見かけましたが。
欲しいけど全部買うと五万円越えか。。。
昔、藤子不二雄マンガ全集は結構買った記憶もあるけど。